失敗を恐れず、少しずつ前へ

Can you catch the ball? ボール受けられる?

No,I can’t! 僕、できないよ!

Yes,you can! Catch the ball. 

きっとできるよ! 受けてみて。

Oops! No,I guess you can’t. 

おっと! できないみたいだね

アメリカでおいっ子のケビンと野球の練習をしていた時、バットの振り方も不慣れなケビンは不安げに、
I can’t…I can’t!「できないよ」と何度も。
Yes, you can,Kevin.Yes,you can!
「できるさ!大丈夫、できる!」と声をかけて投げると、ケビンは目をつぶって、
ビニールの球を頭にぶつけてしまいました。

おいっ子がホームランを打ったエピソードだと思いましたか? 残念でした。
もちろん初めからうまくはいきません。少し距離を縮め、ゆるめの球で打つ練習を繰り返しました。

今は地元のリトルリーグで活躍していますが、あの時の彼の不安げな様子は、鮮明に覚えています。

子どもたちは、何か初めてのことをするとき、a little scary(少し不安)になるものです。
大人だって同じです。

レッスンでcanとbe able toを扱うときに、このエピソードを思い出すのですが、
新しい用語に出合えば、子どもたちはnervousになり、緊張感・不安感を目に浮かべます。
だけど、手助けがあって自分で学んでしまえば安心します。

ですからimmediate response(即座の反応)よりも、
learning process(学習の過程)に目を向けて。
お子さんが間違っても気にせず、がんばり自体をほめてあげてください。

What’s your name? と聞いて、I’m three.
と返ってくれば、Yes, you are! That’s right!
そうだね、その通り、と。もちろん間違いは修正しますが、事細かに正すのは良くありません。
いつも誤りを直されれば、誰だって、できないと思い込んでしまいますね。

お子さんの間違いに対して「難しいからね」と苦笑いするのは、もうやめましょう。
英語で話しているお子さんのやる気と勇気に目を向けて励ましてあげてください。

大人も同じ。間違いを恐れずやってみる、学びの過程でよく間違える生徒さんは、
見ていて応援したくなります。空振りするとしても、イチかバチかスィングしたいものです。

You have to take a few swings
even if you know you might strike out.